古文学習の手引き!勉強に必要となる基本的な知識情報

古文学習の手引き!勉強に必要となる基本的な知識情報

中学校では「国語」として、現代文とひとくくりにされていた古文も、高校ではより本格的に取り組むことになります。

つまり、「国語」という枠組みだった中学校の授業と違って、古文だけでひとつの授業があり、またそのテストがあるということです。

覚えることも多く負担が増えてしまった気がする人もいませんか?

しかも現代の日本語と違って古くて聞きなれない言葉ばかりの古文は、まるで外国語を読んでいるかのように感じるかもしれません。

古文を勉強するにあたって、「どんな勉強をした方が良いか?」を知っておくと勉強がスムーズに進みます。

ここでは、どうやって勉強したらいいのか戸惑っている人のために、古文の学習ポイントについて解説していきます。

そもそも古文ってどういうもの?

古文とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

古文として扱われる文章は主に平安時代中期ごろの言葉づかいが基本となっている昔の日本語です。

昔の日本語と現代の日本語には表記や文法などの違いがあります。つまり、古文の授業では現代文との違いを通して古文の文法を学ぶのが基本となってきます。

そして文法をある程度理解した上で実際に文章を読んでいきます。しかし文法がわかっていても、古文の文章には現代には身近ではない習慣や文化に関する記述がでてきます。

親しみがないので難しく感じる人もいるかもしれませんが、古文ではそういった現代との違いを学ぶこともできるのです。それは、これまで日本が育んできた伝統文化を学ぶことにもつながっていきます。

古文の文章を読むときの基本は?

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古文を読むときに基本となるのが歴史的仮名遣いです。

たとえば、「あいうえお」の50音順の中にある、「わ」行の「ゐ」と「ゑ」は現代ではあまり使わないひらがなですが、古文ではよく使われます。

また現代語で助詞として用いる「を」も古文の中では「お」と同様に用いられるのです。

「は・ひ・ふ・へ・ほ」についても「わ・い・う・え・お」という音となります。「いふ」が「いう」、「まへ」は「まえ」などといった感じです。

濁点に関しても古文では省略されていることが多いので補って読んでいくことが必要です。

特に注意が必要なのは「やうやう」という表記は実際読むときに「ようよう」になるなど、一見不規則な法則です。

「てふし」などは前述の「ふ」を「う」と読むパターンも加わり「ちょうし」と読みます。

他にも「うつくしう」も「しう」の部分が「しゅう」と読むので、こういったパターンにも注意が必要です。

このように歴史的仮名遣いもある程度の基本的なルールを覚えた上で、さまざまなパターンを読んで身につけていくのが学習のポイントとなります。特に声に出して読んでいくと、パターンが身につきやすいでしょう。

現代語にはない古文の文法のポイント

古文の文法を攻略する鍵は現代文の文法との違いに注目することです。

その違いさえ覚えていけば、あとは現代文の文法とも共通する部分があるので、さほど難しくはありません。

まずは現代文の文法にないものを覚えていきましょう。

動詞でいえば四段活用・下一段活用・サ行変格活用、形容詞でいえばク活用やシク活用です。

一見すると覚えることが増えたような気がしますが、実は現代の文法を応用することで身につけられます。

四段活用は現代で使われている五段活用の原型ですし、下一段活用は「蹴る」の1語しかありません。つまり古文の文法では覚えるべきポイントを絞っていけば、効率的に理解できます。

また古文の文法力を高めるには助動詞をマスターすることが重要です。

助動詞の種類と意味を覚えることが古文解釈のポイントなのです。さらに係り結びについては定型のパターンとして暗記してしまいましょう。

「ぞ・なむ・や・か・こそ」それぞれの結びがどの活用形なのかを覚えるのも良いですが、例文で覚えるのもおすすめです。

古文の理解を深めるのに必要な常識の違い

古文を読むにあたって現代の常識の違いに注意すると、その世界観をより深く理解することができます。

まずは基本として時間と方角が十二支で表されることを覚えておきましょう。表にして覚えるよりもアナログ時計の数字の部分に十二支をあてはめてみると、時間や方角がわかりやすくなります。

また月についてもそれぞれ名称がついているので、これは単語として覚えておくと良いでしょう。

スケジュール帳やカレンダーに1月なら「睦月」2月なら「如月」など書き込んでみるのも覚えやすい方法です。

季節に関しても現代とは感覚が異なるのですが、むしろ現代よりわかりやすいかもしれません。

1年間を四等分して、1月から順番に季節を当てはめてみてください。そうすると1~3月が春、4~6月が夏、7~9月が秋、10~12月が冬ということになります。現代とは季節感にずれがあるとはいえ単純に覚えることができるのです。

古文の学習に不可欠となる基本的な勉強法

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古文を効率よく学習するにはどのようにしていけば良いのでしょうか。まずは次のような基本を身につけていきましょう。

単語と文法については意味や活用などを覚えていくことです。古文を読み、問題を解くにあたって、まず言葉の意味や語句のつながりがわからなくてはいけません。

しかし現代文と共通する部分もあるので違いを意識して覚えていくと手間が省けます。

また読解力を身につけることが古文を学習する上で非常に役に立ちます。

たとえば「指示語や代名詞が一体なにを指しているのか?」「読んでいる場面がどんな状況なのか?」ということに気をつけて読んでいきましょう。

もし、わからない単語があったり、文法的に読み取れない文章があったりしたとしても場面の流れや指示語を明確にすることで内容を読み取ることができます。

さらに、古文は主語が省略されることが多いので、だれが動作主なのかに注意すると良いでしょう。

このような点に気をつけながら、同じ問題集を何度も解いてみてください。古文の出題パターンはもちろんのこと、古文の特徴がつかめるようになり、次第に古文を読み解く力がついてくるのです。

 まとめ

古文を学ぶということは単に古い言葉が読めるようになるだけではありません。

古文を学ぶ上で必要になる文法は言葉を分解、整理し分析していく力を身につけることができます。これは国語だけにとどまらず、外国語の理解はもちろんのこと、さまざまな分野での分析力を養うことにもつながるのです。

また時代背景や文化的教養は古文の理解だけでなく歴史の学習にもつながっていきます。

このように古文の学習には国語的な要素だけでなく、総合的な学習へと発展できる可能性が詰まっているのです。

つまり、古文はさまざまな分野の学びにつながる重要な科目だといえます。だからこそ、古文の学習をすることが大切なのです。

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