古文の勉強のコツやテクニックを網羅!読解に役立つ勉強法まとめ

古文の勉強のコツやテクニックを網羅!読解に役立つ勉強法まとめ

「読んでも意味が分からない」「単語を覚えるのが苦手」……そんな理由から古文を敬遠してしまっている学生も多いでしょう。しかし実は古文はコツやテクニックを押さえれば効率的に学習できるようになります。

また、古文は受験だけでなく長い将来にわたって人生を豊かにしてくれる科目です。古文の勉強にはさまざまなコツやテクニックがあります。

ここでは古文の勉強におけるスキルや避けるべき姿勢について徹底的に解説します。コツを覚えて古文への苦手意識をなくしていきましょう。

古文の勉強にコツは必要なもの?

単語を覚えて品詞の区別をして現代語訳をするのが古文です。記憶と応用がモノをいう科目ともいえます。

暗記が得意であればスムーズに古文をマスターできるかもしれませんが、古文に対して苦手意識を持っている人も多い傾向があります。

しかし、古文は決して難攻不落な科目ではありません。古文をなかなかマスターできない原因として効率の悪い勉強方法や強い苦手意識、自分のレベルに合わない教材を使っていることなどが挙げられます。

コツを押さえて効率的に勉強することで古文の授業やテストを難なく取り組めるようになるでしょう。

古文のコツを掴むのに欠かせない項目

古文をすらすらよむためのポイントは4つあります。

  1. 歴史的仮名遣いを習得する
  2. 単語を覚える
  3. 文法をマスターする
  4. 古文の常識を理解する

です。

歴史的仮名遣いのコツ

歴史的仮名遣いは、「現代仮名遣いに直せ」という問題、古文の文章をよむスピードに関わります。

簡単なものとしては「ぢ」を「じ」に、「づ」を「ず」に、「む」を「ん」に置き換えるというパターンがあります。

間違えやすいのは

  • 「ア段の音+う」を「オ段の音+う」
  • 「イ段の音+う」「イ段の音+う(ふ)」を「イ段の音+ゅう」
  • 「エ段の音+う」を「イ段の音+ょう」

に直すパターンです。

それぞれ例としては

  • 「かうべ」を「こうべ」
  • 「うつくしう」を「うつくしゅう」
  • 「けふ」を「きょう」

とよむケースが挙げられます。

歴史的仮名遣いは単語の学習と同時に進めていくとよいでしょう。

単語を覚えるコツ

単語を覚えるときに注意したいのは単に意味を記憶するだけでなく品詞の種類や活用、接続といった文法ルールも同時に覚えていくことです。

単語だけではなく、次に述べる文法についても意識しながら単語を覚えましょう。

文法を覚えるコツ

たとえば助動詞「なり」には伝聞推定と断定という2パターンがあります。

文章中にある「なり」を助動詞だと気づき、さらに前の品詞の接続から伝聞推定と断定のどちらの意味か区別することで、ようやく文章の意味を理解できるようになります。

このように、歴史的仮名遣いと単語、文法とは互いに関連させながら覚えていきましょう。

古文の内容を理解するコツ

最後に古文の内容を理解するためには、当時の風習や常識などの文化的背景を知っておくことも大切です。

身分制度や歌をよむ風習など現代とは異なる習慣について知っておくことで、文章の内容を正確に解釈できるでしょう。

注意すべき!間違った古文勉強の認識

古文の勉強にあたっては避けるべき姿勢もあります。

古文を役に立たない科目だと思い込む

まずは、古文をまったく役に立たない科目だと思い込むことです。

古文は日本の歴史や文化を現在に伝える重要な存在です。古文に触れることで教養が身につくだけでなく人生が豊かになります。

たとえば徒然草の有名な「春はあけぼの…」は自然への接し方を教えてくれています。また「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」など古典の有名なフレーズが現代でも、もののたとえとして使われることがあります。

古文は単なる受験科目ではなく人生に彩りや刺激を与えてくれる科目なのです。

ひたすら暗記する

また、同じく避けるべき姿勢として、ひたすら暗記するケースが挙げられます。

古文の最終的な目的は文章の内容を十分に理解できるようになることです。単語や活用表のみをずっと暗記するだけではピースの足りないパズルのようになってしまいます。

単語や活用表を活かして多くの古文に触れ実際によんでストーリーを理解していきましょう。

また効率という点を考えると教科書だけでは不足な場合もあります。教科書は古文の物語を理解することが第一の目標であり、その物語に登場する文法を適宜学習していくことが多いためです。

もし文法を体系的に集中して勉強したい場合は、参考書も活用してみましょう。

日頃の勉強に役立つ!古文の参考書おすすめ5選

2017.11.15

古文読解に役立つ勉強のコツは?

古文読解のためのコツは、

  1. 文章の意味を正確によみ取る練習をすること
  2. 訳や文法を繰り返してよみ返すこと
  3. 文章を音読すること

の3段階に分けられます。

文章の意味を正確によみ取る練習をする

文章の意味を正確によみ取るためには、単語や文法の知識が欠かせません。

流しよみしてなんとなく意味をイメージするのではなく細かく品詞分解をして正しい意味を理解していきましょう。

訳や文法を繰り返してよみ返す

そして、できあがった現代語訳を古文と照らし合わせながらよみスムーズに現代語訳が思い浮かぶよう練習します。

文法についても1度正解したから次へ進むのではなく同じものを何度もよみ返すのがおすすめです。これは記憶を定着させるため、そして場数を踏んで多様な古文へ対応できるようにするためです。

文章を音読する

音読もおすすめといえます。

リズムよく声に出してよむことで古文の言い回しに慣れたり重要な単語や文法が記憶しやすくなったりするというメリットがあります。

古文読解の問題をスムーズに解くテクニック

古文読解では、つい時間かかかってしまうという人もいるでしょう。

実践したいテクニックをいくつかご紹介します。

最初に文の主語を確認する

文の主語が誰なのか、いつも意識して文章を読み進めるようにしましょう。

これによって、誰がなにをしたということが頭の中で整理され、ストーリーが頭の中に入りやすくなります。

敬語を確認する

主語を確認したら、敬語を確認します。敬語を確認することで、文章中の登場人物の関係と誰がどの台詞を発言しているかが整理できてきます。

例題:枕草子

例として、枕草子の下記文章をみてみましょう。

『少納言よ、香炉峰の雪、いかならむ。』と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。

まず、地の文章の主語は清少納言です。そして清少納言に話しかけている人は「仰せらるれば」という二重敬語が使われているため、話しかけている人というのは清少納言より身分の高い人(主人の中宮定子)とわかります。

また、清少納言は御格子を誰かに「上げさせて」います。そのためここでの登場人物は清少納言と中宮定子、そして女官という少なくとも3人がいることがわかるのです。

このように、登場人物とその関係を整理するだけで一気に文章がよみやすくなるでしょう。

その他のテクニック

その他のテクニックとして、

  • 現在の話なのか過去の話なのかを区別すること
  • リード文や注釈に注目すること

が挙げられます。

古文では、回想と現在進行中の出来事とが明確に区別されず述べられることがあるため、過去をあらわす「けり」などに注目しながら時系列を整理することが大切です。

古文そのものをよむだけではなかなか意味が理解できない場合、先にリード文や注釈をよんでおくことで内容についてある程度想像することができるでしょう。

まとめ

古文では現代語にはないような言葉や文法が使われているため、苦手意識を持つ人が少なくないでしょう。しかし古文は、単なる受験科目ではなく、この先の人生を豊かにしてくれるものです。人生を楽しむためにも、しっかり古文に触れ、日本古来の思想や文化を理解してみましょう。

また、古文の勉強には、テクニックやコツがいくつもあります。テクニックやコツを1つ1つ押さえて着実に勉強すれば、古文のルールや常識がしっかり身につき、すらすら読めるようになるでしょう。