古文の苦手意識をなくす!克服のための勉強法とおすすめ参考書


活用法や単語の意味、接続など、暗記事項がたくさんあり、現代の言葉と異なる部分も多いのが古文です。

「現代文は得意だ」という学生でも、「古文はわかりづらく苦手だ」と感じることが多い傾向があります。

いったん苦手意識を持つと、「どう勉強したらいいのか?」「どこから学習を始めていいの?」などと悩みがちです。

そこでこの記事を通し、テストや試験前になって焦らないために、「古文の勉強テクニック」や「おすすめの参考書」などを知り、普段の勉強に活かしていきましょう。

多くの学生が古文を苦手に感じてしまう理由

多くの学生が古文を苦手に感じてしまう理由は、主に3つあります。

暗記項目が多く真面目に暗記していない

古文は昔の日本語であるため、国語だという認識を持っている人が多いかもしれません。

しかし「古文は暗記が必要な科目」だということを認識できているでしょうか。単語や活用法は覚えていかなければ問題が解けません。

古文が日常的に使用されない言語である

現代の言葉と似ている部分も確かにありますが、現在の日常でそれらの言葉を使うことはありません。

馴染みの薄い言葉であるからこそ、苦手意識を持ってしまうという方が多いのです。

古文は将来的に役立つ情報と思えない

古文を勉強しても、将来何か仕事で役に立ったり、実用的だったりするものではありません。

この記事を読んでいる皆さんの中にも、「なぜ古文を勉強しなければいけないのか」を疑問に思ってしまい、つい日頃の勉強に身が入らないという方もいるのではないでしょうか。

苦手にならないように意識して勉強すべきポイントは?

古文に苦手意識を抱かないように勉強する方法とは、一体どのようなものがあるでしょうか?

意識して勉強すべきポイントを4つご紹介します。

動詞の活用の種類を覚える

動詞の活用は、全部で9種類あります。「動詞の後ろにくる単語が変われば、動詞自体の形が変わる」というのが動詞の活用です。

その変化の規則をしっかりと覚えていきましょう。

形容詞・形容動詞の活用も暗記する

形容詞と形容動詞は、それぞれ2種類ずつしかありません。動詞の活用と比べると覚えやすいでしょう。

活用法を理解していると、古文がぐっと読みやすくなります。

助動詞の理解

これは、古文の勉強の肝と言われています。

助動詞は他の活用がある品詞の動詞や形容詞、形容動詞に意味を付け加えるものです。まずは助動詞は意味を覚えることを優先させて学習しましょう。

係り結びの法則を覚える

これはとても大切な勉強ポイントです。

通常は終止形で終わる文が係助詞の「ぞ、なむ、や、か、こそ」が用いられると特別な活用形へと変化します。

まずは係助詞を覚え、それに伴う活用形の変化を勉強しましょう。これらの活用法や法則が理解できれば、それに当てはめて読んでいくだけです。

英文を和訳するような感覚で古文を現代語に直してみましょう。参考書などを見ないで少しずつ訳せるようになれば苦手意識も少しずつなくなっていきます。

苦手を克服するための勉強テクニック

古文に対する苦手を克服するためには、勉強のテクニックや古文に対する心構えも重要なポイントです。

ただ机に向かって活用表などを眺めたり問題集を解いたりするだけの学習では、なかなか苦手意識は拭えません。

次の4つのことを意識して学習に取り組みましょう。

古文は外国語だという心構えで勉強する

現代の言葉と似ているところはありますが、文法や単語をひとつひとつ覚えていきましょう。

音読してみる

声に出して音読したり、歌を歌ったりするように覚えることもおすすめです。

繰り返し声に出しリズムよく覚えたり、語呂合わせなどを活用して勉強をすると、頭に入ってきやすいでしょう。

助動詞の暗記に力を入れる

助動詞の意味や接続は量も多いので、ただ覚えようとしているだけでは限界があります。

語呂合わせや覚え歌などはネットなどでも紹介されているので覚えやすそうなものを参考にしてみましょう。

文章の全体像をつかめるようにする

全体像が分かれば暗記しきれていない単語も推測できるようになります。細かくすべてを訳す必要はありません。

苦手意識が芽生えやすい助動詞の覚え方のコツ

特に助動詞は苦手意識が芽生えやすいポイントです。

受験時に必要で覚えておきたい助動詞は28種類。これをすべて覚えるのはなかなか大変です。

しかし助動詞は古文を読む上で大変重要なポイントとなります。その助動詞の意味・接続・活用を覚えるコツ5つをチェックしましょう。

活用表の丸覚えはしない

丸覚えできるのであれば有効ですが、なかなか大変です。

助動詞の活用は動詞、形容詞や形容動詞の活用と似ているものも多いので効率を考えるのであれば、動詞などの活用法を復習するとよいでしょう。

助動詞の意味から覚えていく

古文の勉強において助動詞はとても大切な役割があります。助動詞の意味が分かれば、文章全体の雰囲気がきちんと理解できるようになります。

できるだけ多くの助動詞を覚えることで古文学習スピードがアップするので、がんばりましょう。

助動詞を接続ごとに覚える

上記の助動詞の勉強において大切なのは、その助動詞の接続をきちんと覚えることです。

その際、繰り返し声に出して覚えるという方法をオススメします。音読をすると頭にしっかりと記憶される可能性が高まるからです。

活用は1つずつ覚える

これは、暗記が得意な人に有効な方法です。

助動詞の活用を1つずつ覚えていきましょう。もちろん覚えるのには時間はかかりますが、努力して覚えた分、理解は深まります。

文章を品詞分解できるようになる

文章を動詞・助動詞・名詞・形容詞・副詞などに分け、その活用・活用形・意味を識別しましょう。これは助動詞を理解する必須条件となります。

高校の教科書の文章を品詞分解する練習をしていくとよいでしょう。

苦手克服に貢献できるおすすめの参考書

古文の苦手克服のためのおすすめの参考書を3冊ご紹介します。

まず1冊目は『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』です。

こちらのドリルはスモールステップかつ難易度もやさしいので苦手意識が強い方はこちらから始めるといいでしょう。問題を進めながら同時に文法の暗記をしていくのがおすすめです。

ステップアップノートで暗記ができたら2冊目として『古文上達 基礎編読解と演習45』にチャレンジしてみましょう。

文法を学びながら問題演習に取り組めるので、覚えたことをすぐに演習して解くことで理解を深められます。

最後にご紹介する『重要古文単語315』はイラストや例文が豊富な単語帳です。

覚えるときにイメージで覚えられるところがおすすめポイントです。そして、試験などに出やすい順に並んでいるので、効率的に暗記できます。

暗記がスムーズにできれば苦手に感じなくてすむため、うまく参考書を活用してみましょう。

まとめ

古文を苦手だと感じている学生は多いですが、克服すれば周りとの差がつきやすい科目です。

まず「古文は日本語ではなく外国語である」という心構えで学習に取り組み、勉強する方向性を変えてみましょう。活用法や単語を暗記すれば暗記するほど成果の出る暗記科目だということを覚えておいてください。

特に苦手意識を持ちやすい動詞や助動詞の活用法は繰り返し声に出して学習することが大切です。

基本的な活用ルールをしっかりと身につけ問題も数をこなしていけば徐々に自信もついていくでしょう。

古文はしっかり習得できれば苦手意識はなくなり、むしろ好きな科目になる可能性もあります。