現役東大生が教える!夏休みにできるセンター試験数学対策


大学入試の最初の関門とも言えるセンター試験。そのセンター試験の中でも、特に点数差がつきやすいのが数学だ。

同じ大学を志望する人でも得意な人は100点を取り、苦手な人は50〜70点取るのがやっと、ということもざらにあるくらいだ。まとまった時間の取れる夏休みに、どのようにセンター数学を対策すれば合格を勝ち取ることができるのか、その攻略法を考えていこう。

センター試験は本当に勉強すべきか?

よく、センター試験の勉強ばかりしている受験生を見かける。理由を聞くと「センター試験は基本の試験だから、勉強して基本を固めてから私大や国公立の2次試験を勉強したい」とか「最初にある試験だから勉強しないと不安」みたいな声を聞く。

しかし、それらは全て間違いだと思う。受験の目的はあくまで志望校に受かることであり、学力を上げることではない。さらに言えば、センター試験はかなり難しい試験だと思う。

出題形式に癖があるうえ、考える問題もかなり多く高得点を取るのは実はすごく難しい試験である。

ここであなたの志望校を見てみよう。

国公立志望だったら、センター試験による足切りの点数は高いだろうか低いだろうか。また、総合点に占めるセンターの割合はどれくらいであろうか。合格するためにはセンター試験は何割必要で、そのうち数学は何点取れていればいいのだろうか。

ここで、そこまでセンター試験が大事ではない人はこの記事をそっと閉じて、自分の志望校対策をしよう。センターは捨てて志望校の過去問の研究や志望校の過去問に似た形式の問題集を解こう。

ちなみに僕は東大文系を志望していたが、東大文系は足切りも低ければセンターが占める割合も低かったので、夏休みとセンター試験前一週間しか勉強しなかった。高校時代の僕がこの記事を見ていたら、多分そっと閉じていただろう。

もちろん本番は思うような高得点は取れなかった。しかし全く問題なかった。

なるべく時間をかけない、が基本

先ほど、「センターは夏休みと一週間前しか勉強しなかった」と述べたが、センター数学対策するなら夏休みはもってこいの季節だ。

理由としては、センター数学を勉強するにあたって、まとまった時間を取ることができ、また学力的に志望校の問題を解きまくる演習はきついからだ。

しかし、夏休みくらいから志望校に似た数学の問題は解いて研究する必要がある。というか余程基本ができていない限り、そちらを数学の勉強のメインとすべきだ。センター数学対策はあくまでサブだ。

ちなみにセンター数学の解説を読んでも意味がわからない、という人はセンター対策とか志望校対策をする前に、できていないところの基本をおさらいするか、(できていないところだけ)数学がない大学に志望を変えるか、数学が取れなくても受かるプランを考えたほうがいい。

志望校にもよるが、ここから人並みに数学ができるようになることはほとんどありえない。

そうではない人は、センター数学対策はあくまでも時間をかけないサブの勉強として、志望校の二次試験対策をメインに勉強していくのが良い。

似た問題が多く出るのが特徴

まず、センター数学の特徴を見ていこうと思う。センター数学の一番の特徴は毎年の問題パターンが似ており、ほとんど変化がないことだ。

変化があるとしても大問の最後の数問程度であり、100点を狙うわけではなければ、いわゆる典型問題が解ければそこそこの点数には乗る。

どの大問には何の問題が来るのか、ということもある程度決まっている。その一方で、問題数がかなり多いため、なかなか終わらないという難しさもある。

つまり、毎年のように出てくる典型問題を素早く、反射的に解けるようにすることが一番大事であり、そのための勉強を積む必要がある。

一つの問題集を繰り返し解け

まず一回、センター数学の過去問を解いてみよう。その上でどの大問をどれくらい解いていったら現実的に目標点に達するか、きちんと計画しよう。それから修正していかないといけない分野をきちんと見定めていこう。

その上で、センター試験の問題集で分野別に問題があるものを解いていこう。

ここでポイントなのは、あまり多くの問題集に手を出さないことだ。あくまで夏休みにこうしたセンター対策をする意味は、センター試験の典型問題に「慣れる」ことであり、「たくさん問題を解く」ことではない。

そのためには、たくさんの問題集をやることではなく、一つの問題集をきちんと何周も、特に自分が苦手なところを集中的にやることが大事だ。そして、典型問題であったら「反射的に解ける」状態を目指していこう。

まとめ

センター試験で大事なのは、「高得点を取れるようにする」ことよりも「安定して目標点を取れる」ことだ。

そのためには、毎年のように出てくる典型問題を反射的に、作業のように解けるようにしなければならない。同じセンター問題集を苦手分野中心に何度もとくことで、効率的にそうした「反射神経」を鍛えることができる。


ABOUTこの記事をかいた人

ムーミン谷のなまはげ(東大入試研究会)

東京大学工学部三年生。 「ラクに効率よく勉強する」と「楽しく勉強する」がモットーに受験を乗り切った東大生。参考書をめっちゃたくさんやった参考書ヲタク。ムーミンほど可愛くもなく、なまはげほど怖くもない。美味しい食べ物と可愛い動物に目がない。