漢文の勉強マニュアル!勉強方法の基本とおすすめの参考書

漢文の勉強マニュアル!勉強方法の基本とおすすめの参考書

高校入学後、漢字だけで書かれた漢文を目にして苦手意識を抱く人もいるでしょう。

「なぜ日本人なのに中国語のような漢文を勉強しなければならないのか?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。

しかし漢文は短時間の勉強で結果の出やすい科目なので、このように漢文を遠ざけてしまうことは受験戦略上もったいないことです。

効果的な漢文の勉強方法をしっかりと押さえておきましょう。

そこでなぜ漢文を勉強する必要があるのか、漢文の魅力は何かをお伝えしつつ、テストで得点源とするためのおすすめの方法をご紹介します。

そもそも漢文の定義とは?

漢文とは簡単にいえば漢人、つまり清代(1636年)以前の中国人の書いた文です。

漢字だけで書かれた文章がすべて漢文なのではなく、古代中国の文法に従って記載された文章が漢文です。もともと中国語なので日本人が読みやすくなるように返り点や送り仮名がつけられています。

日本語ではないにもかかわらずなぜ古文と一緒に漢文を学ぶのかといえば、日本人はもともと中国の文献を読み解き、文章を発達させているので漢文は古文の元祖ともいえるからです。

テストにはありがたい漢文の魅力!

漢文の勉強マニュアル!勉強方法の基本とおすすめの参考書

ひらがな、カタカナ、漢字の織り交じった日本語に慣れている日本人にとって漢字ばかりの漢文は受け入れにくく感じられます。

しかし求められている知識の量・レベルは古文よりも漢文の方が優しいため、点数は漢文の方が稼ぎやすい傾向にあります。

古文に比べると漢文はテストの配点が低いこともありますが、テストで満点を狙えるように十分な知識を習得しましょう。

東洋のルソーとも呼ばれる中江兆民は漢文の魅力は「簡潔で力がある」ことだとしています。

西洋の文章や日本語ではいくつもの形容詞を使って説明することを漢文では端的に表現できるというのです。

たとえば高校の教科書でもよく取り上げられている「矛盾」は、あることを一方では肯定しながら他方では否定するなど論理のつじつまが合わないことを端的に表現した言葉です。

日本語の長い文章を読むのに疲れた受験生にとって端的に要点を掴める漢文はありがたい科目ともいえるでしょう。

漢文ってどんな勉強をするの?

漢文といわれる文章は実に幅広いのですが、高校で扱う漢文というと随分限られてきます。

特に重要なテキストは孔子の言語録である「論語」司馬遷の「史記」の2つであり、さらに「孟子」「荘子」「孫子」まで読みこなせれば漢文の心配はいらないでしょう。

もっともこれらの内容をすべて暗記することは効率的ではなく、漢文の得点率を上げるためには初見の文章を読み解けるようになる必要があります。

そこで受験対策としては漢文単語(語彙力)、句形・句法(文法力)に焦点を当てて勉強していきます。

センター英語で必要だといわれている単語が1,500語であるのに対し、センター漢文で必要となる単語は約100語なのでいかに効率的に勉強できるかがわかるでしょう。

さらに漢詩を読み解くには五言・七言や絶句・律詩の形式や押韻・対句の規則など独特のルールが必要になるので別途対策すると良いでしょう。

漢文を習得するための勉強のコツ!

漢文の語調に慣れるために教科書や使い慣れた参考書を音読しましょう。

最初は短い文章で構わないので毎日5回ずつ音読することを10日間続けてください。

まずは書き下し文や現代語訳から始めて最終的には白文の状態から読み起こせるようにすると良いでしょう。

無理に白文から理解しようとする必要はありません。また勉強効率が悪くなるので漢和辞典はあまり使用しないようにしましょう。

1日あたりの時間は30分程度で大丈夫なので漢文をマスターできるまでは毎日継続して勉強してください。

模試などで安定して得点できるようになったら、後は知識のもれを防ぐために定期的に勉強するように心がけましょう。

漢文の勉強に役立つおすすめ参考書

漢文の勉強マニュアル!勉強方法の基本とおすすめの参考書

漢文の参考書として受験生から人気が高いのが『漢文ヤマのヤマ』『三羽邦美の漢文教室改訂版』『漢文ゴロゴ』です。

いずれも初歩的な知識から丁寧に解説してくれる本なので漢文に苦手意識を抱いている人でも気軽に手を伸ばせるはずです。

中でも『漢文ゴロゴ』はその名のとおり語呂合わせが多数掲載されており漢文単語や句法の暗記にも適しています。

さらに映像講義・音声講義が付いているので文章だけで理解できるか不安な人におすすめです。

漢文ヤマのヤマ』は重要なポイントにだけ的を絞っているので試験まで残り時間が少ない人が文字どおり「ヤマ」を張りたいときにおすすめです。

漢文ゴロゴ』『漢文ヤマのヤマ』はいずれも試験直前に見直せるチェックシートがあるので役立ててください。

まとめ

漢文を勉強している人の中には「漢文は簡単だと聞くけれど、なかなか思うように点数が向上しない」と悩んでいる人もいるかもしれません。

受験科目に総じて言えることですが、一般的に得点率を上げるためには試験の傾向をつかみ必要な知識を習得する必要があります。

そのために役立つのが多くの合格者が用いてきた参考書です。特に求められる知識の限られている漢文では、そうしたノウハウが重要です。

さまざまな勉強法や参考書を活用し漢文で点数が稼げるように役立てましょう。