古文の読み方を徹底紹介!歴史的仮名遣いの奥深さを知ろう


古文の授業が難しく感じる理由に、「同じ日本語とは思えない」なんてことが挙げられるのではないでしょうか。

確かに、古文は言葉の読み方が現代語とはかけ離れているため、違和感を覚える人もいるかもしれません。

しかし古文と現代文はまったくの別物ではなく少しだけ形が変わっているだけなのです。

共通点や法則を見つければ古文に対する苦手意識は克服されることでしょう。

それでは早速、古文の読み方に関するコツやルールについて見ていきましょう。

なぜ古文は読み方がユニークなの?

古文はしばしば書かれたものと読み方が現代と異なりますが、その違いが生じた理由は、長い年月による言葉の変化といえます。

言葉は時代の移り変わりの中で、新しいものが生み出されたり、本来は誤った使い方であったものがそのまま定着してしまったりします。

つまり、古文で使われている言葉は、現代の私たちが日常で使っている言葉たちのルーツになっているというわけです。

古文の読み方ルールの基本

古文では「拗音(ようおん)」が捨てられ、表記されることがありません。しかし、発音するときはきちんと拗音を用います

例えば、「しう」と書いて「しゅう」と読み、「きやう」は「きょう」と読まれます。

なぜ「きやう」で「きょう」と読むのかというと、古文では母音が「あ」の仮名の次に「う(ふ)」が来ると「あ」が「お」に変化します。

したがって、「がう」は「ごう」に変わり、「だう」は「どう」となります。「きやう」が「きょう」になるのは、拗音の省略と母音の「あ」+「う」が合わさっているからです。

また、語頭以外の「はひふへほ」は「わいうえお」と読まれます。

古文で「かは」と書かれたものは「かわ」と読みますが、現代の「は」も「は」の発音の他に「わ」の発音を取ることがあるので覚えるのはそれほど難しくはないでしょう。

さらに古文では助動詞の「む」を「ん」と読むため、「ありけむ」は「ありけん」と読まれます。

語頭以外のは行と「む」を「ん」と読むルールが合わさると、「給ひなむ」が「たまいなん」と読むことがわかってきます。

歴史的仮名遣いで読むのは古文だけではない

古文以外にも歴史的仮名遣いで読み方が特殊なものはたくさんあります。

実は、第二次世界大戦終結直後までは、歴史的仮名遣いが広く一般に使われていました

例を挙げると、「おじいさん」を「おぢいさん」、「まず」を「まづ」と書いたりしていました。

現代ではあまり使われない「ぢ」「づ」が頻繁に用いられていました。

歴史的仮名遣いでも、「会ふ」や「行かう」といった表現も使っていました。

これらは現代でいうところの「会う」「行こう」に相当します。

また、「けふ」は「今日」、「けうしつ」は「教室」など、母音の「え」+「う(ふ)」で「ょう」と読みます。

このルールに当てはめると「てふ」は「蝶(ちょう)」となります。

古文と同じように、母音の「あ」+「う(ふ)」で、母音が「お」に変わり、「まうす」で「申す」と読めるでしょう。

ただし、動詞には例外もあるので「あふ」と書かれていたら「会う」のことだと判断してください。

歴史的仮名遣いでも捨て仮名はあまり使われないため、「あつた」と書かれていたら「熱田」だけではなく「あった」かもしれないと解釈することができます。

実は現代にも残っている特殊な仮名遣い

文字通りの読み方とは異なる仮名遣いが、現代でも残っていることがあります。

私たちは通常「こんにちは」と書きますが、読み方は「こんにちわ」としています。

これは「かは」を「かわ」と読むこととほとんど変わりがありません。

また、「一羽」と書いて「いちわ」と読むのも同じことです。

「不知火」における3番目の感じは「火」なので「ひ」と読みたくなりますが、実際には「しらぬい」といっています。

こちらも歴史的仮名遣いが由来になっており、現代に残っているもののひとつです。

加えて、「頬」は多くの場合「ほお」と発音しますが、「ほほ」といっても通じます。

読み方自体はそれほど重要ではないもの

古文の読み方は昔の日本文化を理解する上で大変重要な要素ですが、試験対策として考えるのならそれ自体はさほど重要なものではありません。

読み方よりも古文特有の単語を覚えたり文法を理解したりする方が点数を得られるので、優先すべきだといえます。

また、古文の読解方法や古文における常識も、テストの点に結びつきやすいです。

成績に反映されやすいものから重点的に勉強していくことで、古文がより楽しく感じられることでしょう。

まとめ

昔の人が何を思いどういう生活を送っていたのかを知ることは、私たちのルーツや現代の生活を理解する上でのヒントになります。

そのため、古文は単なる過去のものではなく、現代の生活にも通じる興味深いものだといえます。

古文の読み方を覚えるのは、古文への理解を深めるための第一歩です。

テストで点数を稼ぐためにはそれほど重要ではありませんが、古文を口に出して読み進めるためには知っておいたほうが良い知識です。

読み方をマスターし、古文に対する興味を育てていきましょう。