論理的な思考が求められる物理を効率的に学習するためには、「ちょっとしたコツ」を知っておくことがポイントです。
そのためには、基礎力を固める学習スタイルをまずは心がけましょう。
参考書の選び方や使い方、効果的な問題集の取り組み方など、物理を得意科目にするための秘策を紹介していきますね。
参考書選びが大事!使いやすい1冊を選ぶ!
物理を効率的に学習するためにも、自分に合った参考書を選ぶことが大切です。
いろいろな出版社から参考書は出版されていますが、実際に手に取って内容を比べてみましょう。
参考書によっては、詳細な説明が分かりやすいこともあれば、豊富な図やイラストが使いやすいこともあります。
また、重要なポイントとして紙面に使われている色づかいなど、見やすさに配慮されている参考書を探しましょう。
これから物理を得意科目にしたいなら、東進ブックスから出版されている『名人の授業シリーズ 橋元の物理基礎をはじめからていねいに』がおすすめです。
物理を勉強する際は基礎の理解が欠かせませんが、この参考書は基本レベルを中心に解説がなされており、物理の初学者であってもつまずくことなく学習を進めることができるでしょう。
参考書を手にしたら用語の理解から

物理を学習する上では、物理特有の用語と公式を理解することがポイントになります。
まずは用語から理解していきましょう。
学習方法としては、教科書に出てくる用語を参考書で確認しながらノートに書き出します。
この時、文章をそのまま書き写すのではなく、自分の頭で理解しながらノートに記入するのがコツです。
慣れないうちは時間が掛かるかもしれませんが、それぞれの用語を深く理解するためには欠かせません。
この物理の勉強法は、用語を理解してから公式を覚えることで学習効率も期待できるのです。
用語の理解が曖昧なままでは、次を学ぼうとしても結果には結びつきません。急いで知識を詰め込むよりも基礎学習にしっかりと時間を掛けることがポイントです。
グラフ・図・公式の理解も深めよう

物理を得意科目にして高得点を稼ぐポイントは、それぞれの分野で出される学習内容を深く理解することです。
知識があやふやになっていると、思うように問題を解くことができません。
そこで、教科書や参考書に出てくるグラフや図に着目してみましょう。
掲載されているグラフや図は理解する時の重要なヒントになります。
テーマについて理解を深める必要がある物理では、自分が何を理解できていないのか知ることもポイントです。
理解できていない用語や公式については、教科書を何度も読み返しましょう。
同時に、参考書で知識を補えば効果的です。
さらに理解を深めるコツとして、音読を学習に取り入れます。
教科書や参考書を声に出して読むことで、五感も刺激され、内容がスムーズに理解できるからです。
問題集をひたすら繰り返す
問題集を使いはじめるのは、用語を理解して公式を覚えてからがよいでしょう。
正解できた問題よりも、間違えてしまった問題に着目しましょう。
用語が理解できていないからなのか、それとも途中の計算でミスをしてしまったからなのか、間違えた原因を確認しましょう。
もし用語の理解が不足していると感じた時は、何度でも基礎学習に立ち戻りましょう。
物理は曖昧な知識では問題が解けません。基礎学習がとても大切な教科なのです。
間違えた原因がわかったら、用語や公式を確認してから問題に再チャレンジしましょう。
すぐに正解することができなかったとしても、間違えた原因を少しずつ改善することで物理を得意科目にすることができます。
繰り返し間違える問題については、問題集の余白に間違えた理由を書き込むこともおすすめです。
余白に理由を書き込むことで、問題を解くための着眼点や考え方のヒントとなり復習にも役立ちます。
まとめ
物理の勉強法で大切なのは、基本となる用語や公式を自分の言葉で理解することです。
物理の理解を深めるためにも、自分が使いやすい参考書を見つけて学習に役立てしましょう。
学習方法としては、用語を優先して理解することがポイントです。
基礎となる用語を大切にすることで、理解も深まり知識も身につきます。
用語の理解が不足しているテーマについては、焦らずに何度でも基礎に立ち返り勉強するように心がけましょう。
学習効果的をアップさせるコツとして、音読学習を実践することや友だちを相手に用語や問題の解き方を説明することもおすすめです。