苦手を克服!高校数学の勉強法


高校で学習する教科のなかでも、特に数学は得意不得意が明確にわかれる教科です。

自分は理系じゃないからできなくても仕方ないとあきらめてしまう人も多いようですが、高校数学のレベルであれば才能は関係ありません。しっかりとポイントを押さえた対策をしていくことで、誰でも数学を得意科目にすることが可能です。

そこで今回は、数学が苦手だという高校生のために、効果的な苦手克服法や勉強法を分かりやすく解説していきます。

苦手を認めるところから始める

苦手を克服していく前提として、まずは自分が数学に対して苦手意識を持っているんだということをしっかりと自覚することが大切です。

それも、ただ苦手であるということを自覚するだけではなく、どの部分でつまずいているのか、どの部分に苦手意識を持っているのか、を明確にするようにしましょう。

高校に入ってしまうと、中学数学の復習をするというのはなかなか気が引けるという人も多いようですが、自分がつまずいているところを分析してみて中学数学の範囲でつまずいているのであれば迷わず中学数学の復習から始めることが大切です。

高校数学は中学で習う数学の知識が身に付いていることを前提に進んでいきます。高校数学の各単元も、中学数学の発展形という位置づけになるため、中学数学の知識があやふやなままだといくら勉強をしても身に付きません。

これは高校3年間を通して言えることですので、どの学年であったとしても、必要があれば過去の範囲に立ち返ってもう一度正確な知識を身に付けるということが大切です。

一気に進まなくても焦らない

苦手意識を持っている科目を克服しようとするときには、必ずそれなりの壁に突き当たります。

おそらく、初めのうちは解けない問題も多く、解説を読んでも理解できない部分も多いかもしれません。しかし、ここであきらめないことが肝心です。

初めから未知の問題がスラスラと解ける人はいません。ましてや苦手意識のある科目であれば当然でしょう。

壁に突き当たったときに大切なのは、つまずいた部分を細かく分析し、具体的にどこが分からないのかを明確にすることです。

高校数学の問題の中には、1つの問題で多岐にわたる単元の理解が求められる問題もあります。

このような問題を解いているときに、自分が「何が分からないのかが分からない」という状態では苦手克服もしようがありません。しっかりと分からない部分を分析し、目の前の課題を1つ1つクリアしていくようにしましょう。

人によって理解度に違いはあるため、一概にいうことはできませんが、ひとつの目安として最低でも3カ月は地道な努力をすることが大切です。

この期間を抜ければ、スムーズに学習が進んでいくことでしょう。

参考書は1冊を極める

勉強が苦手な人に多いのが参考書や問題集を次々に変えるという人です。

参考書や問題集を次々に変えてしまうと、勉強量が増え、やることが増えてしまい、非効率です。

苦手を克服し、定期テストや標準レベルの模試などでいい成績を取る段階までは、基本的な参考書と問題集を1冊極めれば十分です。

勉強が得意な人ほど、問題集や参考書を絞って1冊を極めていく傾向にあります。この理由としては、学習内容をしっかりと自分のものにするためには、反復継続が必須だからです。

複数の参考書や問題集で手を広げ過ぎてしまうと、同じ内容やレベルの問題がどうしても重複してしまいます。

この重複に割いている時間は増えれば増えるほど非効率になっていきますので、できる限り少なくすることが大切です。

1冊だけをまずは極めるようにすることで、無駄を徹底的に省き、基礎を固めることができるのです。基本書を1冊完璧に極めてから、はじめてワンランク上の問題集や参考書に手を出すようにしましょう。

解きっぱなしにしない

数学の勉強のゴールは、最終的な答えを導き出してそれがあっているか否かではなく、あくまでも模範解答と同様の思考経路をたどり、答えに結びつけることです。

問題集などを解いた後、ただ丸付けをするだけで終わってしまう人は多いですが、これでは身に付くものは少ないといえるでしょう。

間違えたところは、しっかりと模範解答を解説まで読み込み、正しい解法を身に付けます。正解した問題であっても、不安な問題に対してはしっかりと模範解答の解説を読み、自分の解法と照らし合わせることが重要ですし、自信を持って解いたものに関しては別の解法の検討をしてみることも重要です。

国立大学の入試で出題される数学は記述式がメインなので、国立大学を目指しているのであれば、思考過程を理解することがより重要だといえます。

記述式試験への対策という意味でも、最終的に正解すれば良いという勉強の仕方ではなく、しっかりと正しい解法を身に付ける勉強法が大切です。

まとめ

数学が苦手な場合には、まずは自分のつまずいているところを明確に分析し、できていないことを自覚することから始めることが大切です。

初めは誰でもスムーズには進まないので、目先の問題を1つずつ確実に理解していき、自分のものにしていくようにしましょう。

具体的な勉強法としては、問題集や参考書は1冊に絞り、解法を徹底的に頭に叩き込むようにします。問題集を解くときには、解きっぱなしにしないように、しっかりと模範解答の考え方を再現できるようにすることが大切です。

地道ではありますが、遠回りに見えるコツコツとした積み重ねが実は最短経路なのです。