英語の単語や熟語は「見る」「聞く」「話す」で確実に暗記できる

英語の単語や熟語は「見る」「聞く」「話す」で確実に暗記できる

英語は、日本語とは全く異なる言語です。文法を理解することも大切ですが、英単語と英熟語(イディオム)を暗記することも非常に重要です。しかし、漢字を覚えるのは得意なのに、英単語はどうしても覚えられないという経験をしたことはありませんか?

英語の暗記は、手で書いてスペルを覚えるよりも、耳で聞きとる、口で発音してから意味を確認すると、よりスムーズに暗記することができるのです。

今回は、英語の暗記が楽しくなる方法について紹介します。

英単語・英熟語の暗記方法は漢字とは違う

漢字を覚える場合、「へん」「つくり」「かんむり」など、部首を覚えてしまうと一気に覚えやすくなります。これに対して、英単語や英熟語には部首がないため、アルファベットの並びを覚えなくてはならず、なかなか覚えにくいと感じるのです。

さらに、漢字は「すでに知っている日本語の言葉」を漢字で書いた場合を覚える場合が多いので、書いて覚えることだけに集中できます。一方、英単語や英熟語はほとんど「初めて知る言葉」なので、スペルだけではなく意味も同時に覚えなくてはならず、覚えるべき情報が多いのです。

確かに、英単語には「接頭辞」といって漢字の部首のような構造があるものもあります。しかし、その接頭辞を覚えるのも結局、意味とスペルを同時に覚えなければなりません。このように、英単語や英熟語を覚えるというのは、漢字を覚えるのとは異なります。

では、英語が得意な人はどのようにして英単語や熟語を覚えていくのでしょうか?それは、目だけではなく耳と口を使っているのです。

まずは繰り返して慣れること

知らない言葉を覚えるとき、見たり聞いたりしたことがあるのとないのとでは、覚えるスピードが全く違います。

「意味はわからないけれど、見たことのある単語だ」という状態から覚える場合は、すでにスペルを暗記しているので、あとは意味を覚えるだけになるのです。つまり、何度も同じ英単語を見るというだけでも、暗記につなげることができます。だから、英単語を覚えるときは意味を覚えることを後回しにして、まずはスペルだけでも「知っている」状態にすると格段に覚えやすくなるのです。

何か新しいことを暗記するというのは、友達を作っていくことに似ています。見たことのある人だけど名前は知らないという人でも、何度も顔を合わせて話したりするうちに、名前や性格を知っていくのです。

さらに、仲良くなって何度も会うようになると顔、名前、性格を忘れなくなります。英単語や英熟語も同じように、何度も見ていくうちにスペルを自然と覚えていくことが可能です。意味と用法も、繰り返しをすると記憶に定着させることができます。

耳で聞けるようになってから、意味を覚える

英語の単語や熟語を繰り返し見て慣れてきたら、意味を覚える作業に移ります。

ここで注意したいのは、いきなり意味を覚えようとしないことです。先に英単語の発音だけを覚え、意味を暗記するのは最後にします。

発音を覚える際には、耳で聞き取れるようになることが大切ですが、実は、耳で聞き取れるようになるには発音ができる必要があります。それは、人は通常自分で発音できない言葉を聞き取ることはできないからです。

まずは口を動かして英単語を発音し、耳で聞いて発音があたっているか確認しましょう。ここで注意したいのは、「完璧に発音できなくても気にしないこと」。CDなどの音声で聞き取れる程度に発音できるようになれれば十分です。

覚えたい単語が聞き取れるようになったら、ひとつずつ意味を覚えていきます。一気に2つ以上の意味を覚えようとせず、確実にひとつずつ意味を覚えるようにしましょう。

英語の暗記はスキマ時間でできる

特に、試験前は時間がなく、暗記に時間を割くことが難しくなってきます。そこで、車や電車で通学している間など、何かを待っている時間に英語の単語や熟語は暗記してしまいましょう。

これまでに述べてきたように、英単語や英熟語は書いて覚えるよりも、目で見て、耳で聞いて、口で発音して覚えたほうが良いので、わざわざ机に向かう必要はないからです。

スキマ時間での勉強には、単語帳・熟語帳やカード、最近ではアプリも豊富ですので活用してみましょう。スキマ時間で使っている単語帳やカードを1周したからといって、暗記できたと思ってはいけません。何度も繰り返し、確実に記憶に定着させるようにしましょう。

何度も見たり聞いたりした単語や熟語が増えていくと、長文の読解がスムーズになり、英語の勉強がどんどん楽しくなっていきます。「いつの間にか長文が読めるようになった」と思えるようになるためにも、スキマ時間を有効活用して暗記するようにしましょう。

まとめ

英単語や英熟語は、書いて覚えるよりも何度も目で触れて、耳で聞いて、口で発音をすることを繰り返すほうが有効です。さらに、机に向かう必要がないのでスキマ時間を使って覚えることができます。

何度も繰り返す必要はありますが、英単語や英熟語と友達になって相手のことをよく知っていく感覚で、まずは発音、次に意味を覚えていきましょう。英語の苦手な人でも、この方法なら確実により多く、より速く英単語や英熟語を覚えることができますよ。