眠り方で差がつく!?勉強効率が劇的に上がる睡眠の取り方まとめ

適切な睡眠時間が合格への第一歩!勉強の効率を上げる方法

受験シーズンに入ると、勉強時間と睡眠時間の折り合いがつけられず悩んでしまう人もいるでしょう。ただし、勉強時間を確保するためとはいえ、むやみに睡眠時間を削ることはおすすめできません。

睡眠によってもたらされる効果は大きく、寝る間を惜しんで勉強を続けていると、かえって勉強効率は下がってしまうのです。大変な時期だからこそ、心と体をリラックスさせてくれる睡眠をしっかりとることが大切です。

適切な睡眠時間を把握して、勉強の効率を上げていきましょう。

効率的に「記憶の固定」をするための睡眠

ノンレム睡眠とレム睡眠の関係

睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。

その違いはノンレム睡眠は脳を休ませる深い眠りであり、レム睡眠は体を休ませる浅い眠りという役割の違いにあります。このどちらも「記憶」には重要なものですが、ここではより役割が大きいとされるノンレム睡眠について解説します。

ノンレム睡眠の前半は眠りが深く、多少体をゆすられたくらいでは起きないような状態です。対して後半は、ある程度脳が活動していて眠りが浅くなっています。

この時に、学習したことや経験したことを記憶としてしっかりと定着させる「記憶の固定」を行っています。浅い眠りといっても、大量の情報を脳に焼きつけてくれます。

睡眠不足は記憶の固定を妨げる

しかし、この「記憶の固定」の大事な作業は短い睡眠時間では困難になり、結果としてせっかく覚えたことが記憶として残らない可能性がでてきてしまいます。

受験生にとって大切なことは、勉強時間を多く確保するだけでなく、勉強した内容をいかに漏らさず身につけられるか、ということでしょう。

「睡眠も勉強のうち」という気持ちで、優先的に睡眠をとることも日々の学習スケジュールの中に取り入れてみてください。

6時間睡眠と朝方の勉強スタイルが理想

適切な睡眠時間

適切な睡眠時間には個人差がありますが、一般的には6時間睡眠が理想とされています。さらに、睡眠時間をしっかりとることだけでなく、眠る時間帯もまた記憶の定着に大きく影響すると言われています。

適切な睡眠時間帯

睡眠に適切な時間帯とは、成長ホルモンが最も分泌される22時から2時の間です。

体内の修復作業も行われることから、この時間帯は眠りのゴールデンタイムと呼ばれています。心や体がスッキリすることによって集中力が高まることを期待できるので、理想とされる6時間睡眠をとるならこの時間帯をおすすめします。

朝の勉強で効率アップ

22時に寝るというのは少し早く感じるかもしれません。しかし、昼間の疲れを抱え眠気と闘いながら深夜まで机に向かうよりも、リセットされた朝に勉強するほうが効率よく進められる可能性が高くなるため、夜遅くよりも朝の時間帯に勉強することが推奨されています。

ただし、理想の睡眠時間やゴールデンタイムは季節や個人差もあることから、専門家によってもその主張や内容は異なっています。

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就寝前の1時間はゴールデンアワー!暗記系の勉強を優先しよう

就寝前の1時間は、暗記力が高まるゴールデンアワーだといわれています。記憶する力が最も高まっている状態であるため、暗記力を必要とする科目の勉強に向いているといえるでしょう。

歴史や生物、英単語の勉強はこの時間帯に行うと良いかもしれません。ただし暗記する項目を覚えたら、すぐに寝ることを心がけましょう。

そのまま続けてしまうと眠るタイミングを逃すどころか、肝心のゴールデンアワーの1時間は過ぎ、記憶の定着を促す作業ができなくなる可能性があります。

逆に、眠ると決めた時間の前にどうしても眠くなってしまったときは、思いきって中断し横になることも必要です。

眠い目をこすりながら必死に勉強するよりは、しっかりと睡眠をとり、翌朝クリアな状態で再開する方が効率よく学習できるでしょう。

大切なのは、ただがむしゃらに勉強することではなく、最適な時間に最適な科目を勉強するということです。

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テスト直前で勉強したい!睡眠の最低ラインは4時間?

睡眠をとることの重要性は理解していても、テストの前日は「ぎりぎりまで勉強したい!」と思うかもしれません。

勉強の効率を考えると大幅な睡眠時間の短縮はおすすめできませんが、最低でも4時間以上の睡眠を確保するようにしてください。

これは、睡眠の質を保持するギリギリのラインだといわれています。ただし、ここで気をつけてほしいのが、4時間睡眠や5時間睡眠を常習化してはいけないということです。

睡眠には記憶の定着や体を休めるといった働きがあります。慢性的な睡眠不足に陥ってしまうと疲労がたまり続け、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。体を休めて休憩をとることも、勉強を続けていくうえでは大切なことなのです。

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また、「4時間以上はしっかり寝よう」と思ってもなかなか眠りに入っていけず、寝付けるまでに1時間以上が経過していた、ということも起こりかねません。

寝付けない時の工夫としては、ノンカフェインの温かい飲み物を飲んだりぬるめのシャワーを浴びたりして、一時的に体温を上げることです。その後に床につくようにすると、上がった体温が下がり始めて眠気を引き起こし、スムーズに眠れるといわれています。

まとめ

受験勉強やテスト対策には、適切な睡眠時間の確保が必要不可欠です。どんなに努力して勉強しても、それを吸収するプロセスが正常に機能していなければ身につけることが難しくなるからです。

学習したことをしっかり脳に定着させるためにも、質の良い睡眠をとり、脳の吸収力を高めましょう。また、ノンレム睡眠やレム睡眠といった眠りのサイクルを知ることで、自分に合った睡眠のとり方を見つけることも大切です。

定期テストは短期間で済みますが、受験勉強は年単位の長期戦になります。無理をして寝不足状態が続けば、その長い期間を乗り切ることができなくなってしまいます。

余った時間に眠るのではなく、「睡眠」も勉強のスケジュールに組み込んで、効率よく学習を進めていきましょう。