難易度別数学の参考書の選び方|中学の復習から最難関大受験まで

難易度別数学の参考書の選び方|中学の復習から最難関大受験まで

数学の参考書で何から手をつければよいか分からないと言う高校生のために、偏差値別におすすめの数学参考書を紹介します。

以下で紹介する参考書はあくまでも一例であり、どんなものを買うか選ぶ目安として参考にしてください。実際に本屋さんなどへ行き、実際に少し内容を見てから最終的に買うかどうかは決めるとよいでしょう。

偏差値~45向け 中学生の数学から不安な人へ

数学に苦手意識を持っている、もしくは中学数学に少し不安なところがある人におすすめなのは、

  • はじめからていねいに(ナガセ)シリーズ

です。

数学ⅠAだけで三冊ありますが、中学の内容まで解説しているので基礎からしっかりと学習することができます。

スバラシク面白いと評判の

  • 初めから始める数学(マセマ)シリーズ

もおすすめです。内容としては同じく中学レベルの基礎から始まっています。

一学年二冊ずつで数Ⅲまであるので理系もしくは理系を目指す人にとっては選びやすいでしょう。

偏差値45~55向け 薄い参考書で実力をつけよう

なんとなくは数学を理解しているという人には演習をすることが最も大事になります。

  • カルキュール(駿台)
  • ドラゴン桜式 数学力ドリル(講談社)

などに取り組んでみて、分からないところがあれば教科者や上で紹介した参考書などで確認するといいでしょう。

どちらのシリーズも数学の参考書としては薄い部類なので途中で挫折してしまうことは少ないと思います。カルキュールは難しめなので難易度の高い問題はやらないようにしましょう。

時間があり、もう少し問題を解いてみたいと思った場合は

  • 合格る計算(文英堂)

に取り組んでみるのもよいでしょう。計算力に不安がある人に効果的であり、苦手分野を洗い出すのにもってこいの問題集です。

もしも演習していて分からない分野が多ければ初めからシリーズなどを取り組んでください。

※計算ミスが多い場合は演習を繰り返せばいいので気にしないように。

偏差値55~60向け 難関大受験に向けて

ある程度数学ができるという人は、さまざまなパターンの問題に慣れるために演習問題の種類が豊富でその解説が丁寧な網羅系の参考書・問題集を使うといいでしょう。

網羅系の参考書としては難易度の低い順に

  • 黄チャート(数研)
  • 青チャート(数研)
  • Focus Gold(啓林館)

が一般的で、学校で扱っているものがあればそれを使いましょう。

選び方の基準としては、難関大学を目指す場合は青チャート、最難関大学(特に理系)を目指す場合はFocus Goldがおすすめです。

網羅系の参考書をこなすには時間がかかるため、数学にかけられる時間があまりないという場合は

  • Z会数学基礎問題集 チェック&リピート(Z会)

がおすすめです。

チャート式などに比べると問題量が少なく標準的な問題が多いので取り組みやすいです。

このレベルまで勉強すると、大学入試の基本的な問題がある程度までできるようになります。

また、センター試験の問題もほぼ解けるようになるので、余裕があればセンター試験の演習をしてみましょう。

  • センター試験 数学I・A(II・B)の点数が面白いほどとれる本(中経)

や過去問を利用するのがおすすめです。

センター試験については別の記事でも紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

偏差値60~65向け 確実性をあげよう

世間一般からして数学ができるという人には、大学入試で頻出の問題を確実に解けるようになることが重要です。時間がある人におすすめなのは

  • 1対1対応の演習(東京)
  • 数学標準問題精講(旺文社)

などです。

分かりやすさという点では

  • 入試の核心(Z会)

がおすすめです。理系は標準編でも十分なので、東大志望のレベル以外では難関大編はやらなくてよいです。

文系の方もレベルが高いので無理をしてやる必要はありません。

同レベルの問題集としては

  • 良問のプラチカ(河合塾)

もいい選択だと思います。

さらに演習をしたい場合は

  • 新数学スタンダード演習(東京)

がおすすめです。ただし問題量が多いので計画的に学習する必要があります。

文系ならばこのあたりまでで十分すぎるので、過去問に取り組む以外でこれ以上難易度の高い問題を扱うならば基本的にほかの教科に時間を使うべきです。

偏差値65~向け 東大など最難関の数学に挑むあなたに

かなりハイレベルなところまで数学ができるという(主に理系の)人におすすめなのが

  • やさしい理系数学(河合)

です。やさしいと謳っていますが、全くそんなことはなく、東大志望でも十分に通用します。

超難関大志望でかつ数学を得点源にしたい人は同系列のハイレベル理系数学に取り組んでも構いませんが、時間をかなりとられるので注意して取り組んでください。

特に東大志望者には東大数学で1点でも多く取る方法(東京)がおすすめです。過去十年の過去問を一問ごとに丁寧に解説している良書で、個人的に東大志望なら必ず読んでほしい本です。

  • 微積分基礎の極意(東京出版)
  • マスターオブ整数(東京出版)

など分野ごとに特化した参考書も、志望大学の傾向に応じて取り組みましょう。

特に前者は数Ⅲの問題の解法のほとんどを網羅しているので数Ⅲに苦手意識がある人におすすめです。

最後に

長々と参考書を紹介してきましたが、参考書はしっかりと最後までやりきることが大切です。
つまみ食いのように何冊も手をつけて、最終的にどれも中途半端、というようにならないようにしましょう。

最後に一つ言い忘れたのですが、みなさんの究極的な目標は数学ができるようになることよりも志望大学に合格することだと思います。ですので志望大学の学力レベルに達したら、必ず過去問演習に取り組みましょう。
では、みなさん勉強頑張ってください!