【数学克服系東大女子が送る】苦手な数学との付き合い方と克服法

【数学克服系東大女子が送る】苦手な数学との付き合い方と克服法

「数学が苦手…」こう思っている生徒さんが多いと思います。私もそのうちの1人でした。中3のときに受けた模試の中で数学の最高点が12/100だったのです。

そんな私でも、高校に入った後、心を入れかえ、数学の勉強に力を入れたことで、センター数学で9割を取り、東大2次試験でも合格者並みの点数を取れるようになりました。

では、どのように克服したのでしょうか?その方法をお教えます。

「得意だ!」思えば得意になる!数学苦手の原因と克服のカギ

数学は「ある共通点」さえ身に付ければ、誰でもできるようになります。その共通点は、「自分は数学が得意だ」という確信です。

ふつうは、数学が得意だからとか、数学の成績が良いから、「得意だ!」という意識が芽生えるように思われがちですが、順序は逆です。「得意だ!」という確信があるから、「得意」になるのです。

これは私自身の実体験に基づいています。中学までは数学は大の苦手でしたが、高校入学を機に「数学が苦手な自分」とおさらばしたいと思っていました。

その根底にあったのが、「私の周りには数学ができる人がいる。同い年の人たちでもできるのだから、私にもできるはずだ。」という気持ちです。

その気持ちをもって数学を勉強していたら、高1の終わりごろにはセンター数ⅠAを9割取れるようになっていたのです。

最終的に高3では、東大受験生の合格者並みの点数を取れるレベルになりました。数学の勉強法云々も大事ですが「自分は数学ができる」という気持ちを持って勉強に臨むことも大切です。

苦手克服のための勉強法

数学の偏差値が高い受験生は、例外なく以下の4つのポイントを満たしています。

  1. 解法パターンを暗記している
  2. 計算力がある
  3. 数学的発想(「なぜ?」「なぜなら」「もしも」「例えば」)が身についている
  4. 数学の世界の言葉(数式、記号、図、グラフ)の翻訳(言い換え)ができる

この4つを押さえていれば、数学は自然と得意になります。

そして、この4つを得るために重要なことがあります。

それは、「反復」です。同じ教材を7回以上解きます。同じ教材を3回解いたぐらいでは、理解度にばらつきが生じます。それゆえ、試験の点数も安定しません。

しかし、同じ教材を7回も反復すれば、得意な分野も不得意な分野もなくなります。7回解けば、すべての範囲において完全な理解ができます。

ただ、7回も解答を書いていると時間がかかりすぎます。では、どうしたらよいのでしょうか?それをこれから詳しく説明していきます。

1回目は答えを読んで理解するだけにする

最小の勉強時間で、最大の量をこなす勉強法を説明します。

1回目は、とりあえず問題を解いてみます。解ける問題はそのまま解いて構いませんが、解けない問題はあまり考えないでください。

解答を考える時間は5分以内にしましょう。そして、問題に取り組んだ後は、答えを読んで理解するか、答えを「写すだけ」にとどめます。

そして、以下の指標をもとに、読んだ問題に◎、◯、△、×をつけていきます。

この問題は百発百中で解ける
大体解けるが、◎ほど自信はない
解けないが解答は理解できる
× 解けないし、解答を読んでも理解できない

このように仕分けていきます。

そして、1日に解く問題数のノルマを決め、ノルマを毎日達成してください。ノルマを達成することで、「自分は数学ができる」と自信につながります。

何度も繰り返し1冊を完璧に

1回目で仕分けた問題は、3日以内に2回目に移っていきます。

2回目の勉強方法

  • 問題を見る(読む)
  • 解法を(ぶつぶつと小声で)口に出して言いながら、計算問題の場合は、式だけ作る。
  • グラフや図が必要な問題は、簡単に書いて確認する。
  • 式は解かずに、解答を見て(読んで)、確認する

この流れを「口頭復習」と名付けます。

2~4回目の勉強方法

  • ◎の問題:軽く読む(見るだけ)
  • ◯の問題:◎になるまで口頭復習
  • △の問題:◯になるまで口頭復習
  • ×の問題:解答を理解できるまで読むか、学校・塾の先生に質問する

1問に対する目安は2~3分です。実際に解かなくても大丈夫です。

5回目で△と×の問題を解き、6回目以降は繰り返し解くことで、1冊を完璧に近づけてください。解けない問題が多い場合は、口頭復習で理解を深めてから解きましょう。

難問も標準問題の組み合わせでしかない

学校の教材や自分の使っている問題集を何度となく反復練習すると、まるで頭の中に数学の参考書があるかのように解法が記憶されます。

難問と言われている問題も、すべて標準問題の組み合わせなので、それを見抜くことができれば、問題は解けたようなもの。知らない問題でも、知っている問題と結びつけて考えることで、解くことができます。

このような発想は、1つの教材を何度も反復することで徐々についていきます。

あとは、自分の希望する大学の過去問と、反復した問題集を往復することで、知らない問題でも解けるようになります。

最後に

この文章でのポイントは、

  • 数学の「口頭復習」は、解法を書かず、声に出して読む
  • 計算問題は、式だけ作る。グラフや図は簡単に描く
  • 何度も反復し、反射的に解法が思い浮かぶようにする

ということに総括できます。

「口頭復習」の際に、最も重要なポイントは「解法を口に出して言うこと」です。ただ解法をぼーっと考え込んだり、漠然と解答を眺めたりするだけでは意味がないので注意しましょう。

どれだけ解答のポイントを口に出して言えたかが重要です。この記事が皆さんの一助となることを願っています。


ABOUTこの記事をかいた人

XC(東大入試研究会)

東京大学文科3類2年。2浪経験あり。現役時代、模試でE判定だったものの、本番では9点差で東大敗北。1浪時代、模試でA判定だったものの、本番では10点差で東大敗北。模試の判定と入試は関係ないと実感。現在は3年間の受験キャリアを生かそうと、大手予備校2社を掛け持ちバイトしている。