ポイントは全体の流れとアウトプット!効率のよい世界史勉強法


世界史は世界中のさまざまな国のことや国と国との関わり、そして長い歴史を経ていく間に起きた、数々の出来事を学ぶ必要がある学習範囲の広い教科です。

暗記が重要な教科で年号や用語など覚えなければいけないことが多いため、思うように勉強が進まないと悩む人もいることでしょう。

世界史を効率よく学習するためには、どのようにすればよいのでしょうか。ここでは具体的な勉強の流れとともに、合格できる世界史の勉強方法について解説します。

まずは全体の流れをつかむ

世界史の学習を始める際には、まず全体の流れをつかむことが大切です。暗記が重要な世界史学習を前にした際、とにかく覚えなければという焦りを持ってしまうかもしれません。そして、いきなり暗記用の一問一答を手にしまうという人もいることでしょう。

しかし、そのような方法は効率のよい勉強方法ではありません。歴史は細切れではなく、すべてつながっています。1つの国にだけ注目してみても、必ずその国だけではなく他の国と関わりを持ちながら歴史が刻まれているものです。

そのため、どのような流れになっているのかをつかむことはとても重要です。

全体的な流れを知り、歴史的な動きをしっかりと理解することで、その後の暗記がしやすくなります。教科書だけでは理解することが難しいという場合には、マンガを利用するのも1つの方法です。

全体の流れを理解するために参考書に目を通す際には、特に暗記しようという意識は持たずに読書感覚で読み進めていくことがおすすめです。特に苦手意識を持っている人は突然、最初から暗記しなければいけないという重圧を負うことなく、学習のスタートを切ることができるようになります。

ただし、読書感覚といっても理解しようという姿勢は必要です。そのためには、歴史の縦と横を意識しながら読むことがポイントとなります。

縦とは地域についてで、横とは年史のことです。どの地域や国で起きていることであるのかという縦の歴史と、いつの時代に起きているのかという横の歴史を考えながら世界史の流れに目を通していくと全体的な流れへの理解がしやすくなります。

これを意識せずに流れに目を通してしまうと国ごとの事項が起きた年代がバラバラになってしまい、頭が混乱してしまうのです。

用語などをしっかりインプット

世界史の全体の流れをおおよそつかんだら、次は細かい部分まで暗記をしていきます。暗記が苦手な人にとっては、この段階が一番苦痛に感じるかもしれません。覚えようとがんばっているのに、なかなか暗記することができずに苦しい思いをすることもあるでしょう。

しかし、しっかり用語まで正しく覚えられるかどうかはポイントとなります。通常の場合、暗記は1度で覚えることができないものです。2度も3度も繰り返し覚えようと努力することで脳にインプットされていきますので、あきらめずにがんばりましょう。

方法としては、ただ単に1つ1つの用語を個別に覚えようとすると、うまく暗記できないものです。世界史全体の流れをふまえて、因果関係のあることなどと関連づけながら暗記すると頭に入りやすくなります。

また記憶力がアップする時間帯に暗記学習をするというのもコツです。人の脳は睡眠中に1日の記憶を整理すると言われています。このため、寝る前に暗記をすると記憶が脳に定着されやすくなります。

ただし、睡眠前とはいっても眠いのを我慢して無理やり詰め込みの学習をした場合には効果が期待できないため注意しましょう。

インプットをしたらアウトプットも

用語のインプットができたら、次はアウトプットもセットで行いましょう。暗記した内容を正しい形でアウトプットすることができるかを確認するために、問題演習を行います。

インプットした記憶をアウトプットさせることで、さらに覚えたことをしっかりと定着させることが可能となるのです。暗記学習にはこのインプットとアウトプットのバランスが重要といえます。

アウトプットのタイミングはすべてのインプットが終わった後ではありません。前でも解説したとおり、世界史は範囲が広い教科です。すべてのインプットを終えてからアウトプットのステップに入るという高い目標を持ちすぎると、なかなか実践することができなくなります。

アウトプットのステップに、入ることすらできなくなるかもしれません。そのため、まずインプットをする際に学習する項目を短くいくつかに分けておきます。そして、その区切りが終わるたびに、アウトプットとなる演習問題を解いていくようにします。

テーマごとの歴史をつかむ

世界史勉強法の最後のステップは文化史や経済史など分野ごとに歴史の流れをチェックしていくことです。通史ではなく、細かく分野を分けて歴史の流れをつかんでいきます。これにより、テーマ史の大問にも対応できる力を付けられるようになるのです。

たとえば、文化史の学習方法についてです。文化史とは絵画や音楽、宗教などの文化に関する歴史をいいます。対して通史とは、文化に関すること以外の歴史です。文化史と歴史は別のことを意味します。

しかし、文化史のベースには通史があるため、事前に理解しておいた歴史の流れを思い出しながら学習を行うことで覚えやすくなるのです。

文化史の学習は、通史よりもさらに暗記を求められることが多い分野となります。(※7)たくさんの作品を1つ1つ覚えようとすると、途方もない努力が必要になります。

そこで、近代、ルネサンス時代といったように時代ごとにセットで覚えていき、そのあとで時代ごとの文化史の特徴をつかみ、違いを理解していきましょう。

時代ごとに存在するキーパーソンや何の作品であるかという点に注目して学習することが、効果的に勉強するためのポイントとなります。

まとめ

世界史の勉強は、最初に全体の流れをつかみ、世界史の基本をしっかりと築いておくことが大切です。

全体の流れを理解したら、用語をしっかりとインプットし、それとあわせて演習問題などを使ってアウトプットも着実に行っていきます。インプットとアウトプットをバランスよく実践することが大切です。

最後は文化史や経済史といった分野ごとの歴史の流れをつかんでいきます。

範囲が広く、暗記する項目が多い世界史の勉強は時にスムーズに進まず焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし正しい勉強法でコツコツと努力をすれば確実に結果は出てきます。ぜひ、あきらめずに頑張ってください。